
所沢でラーメンを食べるなら、ぜひ一度訪れてほしい店がある。所沢駅から徒歩10分かからない場所にある「桃李(とうり)」だ。
外観は木と黒を基調とした和風の落ち着いた造りで、オレンジ色の看板に鶏のシルエットが描かれている。のれんをくぐって中に入ると、カウンター中心のこじんまりとした空間。店内は清潔感があり、一人でもふらっと入りやすい雰囲気だ。

黒板には「オススメ 鶏白湯ラーメン 塩 ¥930 / 醤油 ¥850」と手書きされており、限定で「煮干し醤油ラーメン ¥860」も提供している。今回は看板メニューである鶏白湯の塩(¥930)をオーダーした。
■ 店内の雰囲気と注文の流れ
水はセルフサービスで、卓上にはラー油、塩、胡椒などの調味料が並んでいる。注文はシンプルで、券売機などはなくスタッフに口頭で伝えるスタイル。待ち時間もそこまで長くなく、程なくしてラーメンが運ばれてきた。
白濁したスープの上に、チャーシュー、穂先メンマ、万能ねぎ、そしてアオサ。見た目のバランスがきれいで、思わず写真を撮りたくなる一杯だった。

■ スープ|鶏の主張が強いのに、なぜか磯の香りがする

まず一口スープをすすってみると、鶏の旨みがどっしりと口の中に広がる。とろみを感じるほど濃厚で、鶏白湯らしいガツンとしたインパクトがある。
ところが、同時になぜか磯の香りも漂ってくる。「あれ、海鮮系だったっけ?」と思いながらふと器を見ると、アオサが乗っているではないか。
鶏の主張が強いスープの中で、最初の一口から顔を出すアオサの磯の風味。これが単なるトッピングではなく、スープ全体のバランスを担う重要な役割を果たしていた。アオサをスープに溶かしていくと、磯の風味がじわじわと広がり、鶏の旨みとうまく調和していく。こってり濃厚なのに後味があっさり感じられるのは、このアオサの効果が大きいのだと思う。
鶏白湯といえば「こってり重め」というイメージを持つ人も多いかもしれないが、桃李のスープはそのイメージを良い意味で裏切ってくれる。濃厚さはありつつも、飲み続けられる軽やかさがある。スープを最後の一滴まで飲み干してしまったのが、その証拠だ。
■ 麺|細麺がとろみスープによく絡む

麺は細麺。スープとの組み合わせを考えると、これは正解だと思う。
とろみのあるスープが細麺にしっかりと絡み、一口ごとに鶏の旨みとアオサの風味が口の中に広がる。箸で持ち上げると、麺がスープをたっぷりと纏っているのが見てわかるほどだ。柔らかすぎず、適度なコシがあり食べやすい。
■ 具材|穂先メンマは追いトッピングしたいくらい
チャーシューは脂身もありつつ1枚。厚みもあり、存在感はありながらもスープとのバランスをしっかり考えられた量だと感じた。主張しすぎず、でも確かな満足感をくれる一枚だ。
特筆したいのが穂先メンマ。大ぶりのものがいくつか入っており、食べ応えがある。柔らかくて旨みがしっかりあり、これだけでも箸が進む。次回は追加トッピングしてみようかと思うくらい気に入った。
万能ねぎとアオサの緑が、白濁したスープの上で鮮やかに映え、見た目にも食欲をそそる。トッピング全体のバランスが丁寧に考えられていると感じる一杯だった。
■ 鶏白湯ラーメンを家でも楽しみたい方へ
今回、桃李の鶏白湯を食べてあらためて「鶏白湯ってこんなに奥深いんだ」と感じた。濃厚な鶏のスープが好きな方には、自宅でも本格的な鶏白湯を楽しめるお取り寄せもおすすめだ。
秋田の比内地鶏を使った鶏白湯ラーメンセットは、醤油・塩・味噌の3種類が楽しめる本格派。桃李で鶏白湯の美味しさに目覚めた方はぜひチェックしてみてほしい。
■ まとめ|また行きたい、バランスの良い一杯
桃李の鶏白湯塩ラーメンは、濃厚さとあっさり感を両立した完成度の高い一杯だった。特にアオサという意外な組み合わせが、鶏白湯に新鮮な個性を与えていて、食べながら「なるほど」と感じるポイントが多かった。
ラーメン好きはもちろん、「鶏白湯は重そうで敬遠していた」という人にもぜひ試してほしい。後味のあっさり感は、そのイメージを覆してくれるはずだ。
次回は醤油、または限定の煮干し醤油ラーメン(¥860)を食べてみたいと思う。所沢でラーメンを探しているなら、間違いなくおすすめの一店だ。
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店舗情報
- 店名:中華そば 桃李(とうり)
- 住所:埼玉県所沢市日吉町19-12
- アクセス:所沢駅より徒歩約10分
- 営業時間:11:00〜15:15 / 17:00〜20:15(入店・ラストオーダーは20分前)
- 定休日:土曜終日、火曜ディナー
- 公式X:https://x.com/Touri_0608
- 今回の注文:鶏白湯塩ラーメン ¥930


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