2026年4月23日、日経平均株価が取引時間中に史上初めて6万円の大台を突破しました。
ニュースやSNSでは「ついに来た」「歴史的な瞬間」という声があふれています。たしかに、これは一つの節目です。でも私は、この数字を見て「よし、今すぐ投資しなければ」とも「もっと攻めよう」とも思いませんでした。
むしろ思ったのは、「浮かれてはいけない」 ということです。
最高値更新は、暴落の予兆でもある
株価が上がり続けるように見えるとき、人は「もっと上がるはず」と感じやすくなります。これは人間の心理として自然なことですが、投資においては危険なサインでもあります。
振り返ってみれば、過去にも同じことがありました。2024年夏には「令和のブラックマンデー」と呼ばれる急落が起き、2025年春にはトランプ関税ショックで相場が大きく揺れました。そのたびに多くの人が慌て、損を確定させてしまいました。
株である以上、暴落は必ず来ます。6万円という数字は通過点かもしれないし、天井かもしれない。それは誰にもわかりません。
だからこそ、今の相場を「チャンス」と浮かれるのではなく、冷静に自分の投資スタンスを見つめ直すことが大切だと思っています。
これから投資を始める人に、正直に伝えたいこと
日経平均6万円というニュースをきっかけに、「そろそろ投資を始めようかな」と考えている方もいるかもしれません。その気持ちはとても良いことだと思います。
ただ、個別株やテーマ株を「今が熱いから」という理由で買うのは、正直おすすめしません。
私がおすすめしたいのは、インデックス投資、なかでもオルカン(全世界株式)かS&P500です。
なぜインデックス投資なのか
理由はシンプルです。長期で見たとき、ほとんどの投資手法に勝ってきた実績があるからです。
プロのファンドマネージャーでさえ、長期ではインデックスに勝てないという研究結果が数多くあります。自分でリサーチして銘柄を選び、タイミングを計って売買する。それは思っている以上に難しく、時間もかかります。
インデックス投資なら、そのすべてを仕組みに任せることができます。
特に優れているのは、構成銘柄が自動で入れ替わるという点です。業績が落ちた企業は指数から外れ、成長している企業が入ってきます。自分でメンテナンスする必要は一切ありません。これは個別株投資にはない、大きなメリットです。
「今が高値だから買えない」は正しいか?
「6万円まで上がった今から買うのはリスクが高いのでは?」という声もあります。気持ちはわかります。
でも、インデックス投資において大切なのはタイミングではなく、時間です。
毎月一定額を積み立てるドルコスト平均法を使えば、高いときも安いときも買い続けることになります。長期で見れば、高値で一部を買うことより、買わずに待ち続けることの方がリスクになりやすいというのが、過去のデータが示していることです。
まとめ:今やることは「淡々と積み立てること」
日経平均6万円は、確かに歴史的な出来事です。でも、それは私たちの投資スタンスを変える理由にはなりません。
浮かれず、焦らず、淡々と積み立てを続ける。それが、長期投資において最も再現性の高い行動だと、私は信じています。
相場がどうなろうと、自分のペースで続けていきましょう。


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